第三章◇『龍神』

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翌朝。 またまたいつも通りに登校する四人。 秀一 「七月になると『夏だー―!!』って感じしねぇ?」 千夏 「あたし、先月から思ってたけど…?」 「あたし(俺)もー――っ!!」 千夏の言葉に賛同する唯華と充。秀一は、一瞬ポカンとした。 秀一 「え゙…?俺だけ出遅れたのか!?」 唯華 「ピンポーンッ!」 千夏 「大正解!!」 三人が笑いながら言った。 秀一 「じ、じゃあ冬はいつからだ?!一月からだよ…な?」 「否、十二月からでしょ(だろ)」 三人が見事にハモった。 秀一 「まぢ?また俺だけ?!」 秀一は少しがっかりしたように言った。 千夏 「クスッ…感覚、鈍ってんじゃない?」 充 「あははー!かもなっ」 秀一 「お前は一言多い!!」 千夏の言葉はスルーした秀一だったが、それに賛同した充を思いっきり殴った。 それでも四人は笑顔だった。 いつもすぎて分からなかった。 昨日の出来事を……  
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