第四章◆正体

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ガラガラガラッ…!! 勢い良く扉が開く。 唯華 「千夏!! 大丈…夫…?」 唯華が目を見開いている。 千夏 「はぁ…はぁ… ごめん!!寝坊した…」 そんな事にも気づかず息を切らしながら話す千夏。 秀一 「ち、千夏…その格好…」 秀一も目を見開いている。 千夏 「え?何?何か変!?」 千夏は全く気づいていない。 充 「お、お前…鏡見たか?」 充も驚いている。 千夏 「見れるわけないでしょ… 三分前に、起きたんだから。 ってか何か可笑しー?」 千夏は、本当に全く気づいていない様子。 唯華 「ここ…学校」 千夏 「知ってる」 秀一 「眼鏡と三つ編みは…?」 秀一は恐る恐る聞く。 千夏 「してるに決まっ…」 千夏はそっと目の辺りと髪を触った。 千夏 「わ、忘れた… って……あ゙ぁぁぁあ!!!」 漸く自分の置かれた状況に気付いたみたいだ。  
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