挨拶は”ふにゃ“

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それから、気を取り直して服を買いに中へ入る。 「アレ?文君?」 可愛らしい声が俺の背中に投げ掛けられた。 振り返ると、学校のアイドル 鈴峰 鈴子(すずみねりんこ)ちゃんが笑顔で近付いて来る。 「!…り、りんちゃん(赤面)」 彼女は、ぷにゃこに気付いてこの娘(こ)誰?と聞いて来た。 俺は、咄嗟に妹だと言ってしまった。 ぷにゃこは、珍しそうに鈴子を見ている。 「…ふにゃ!」 笑顔で不明な言葉を言うぷにゃこ。 鈴子はクスリと笑う。 「私は、鈴峰 鈴子って言うの。文君と同じ所で講習受けてるのよ。ヨロシクね♪」 「ぷにゃは、ぷにゃこなの~」 無邪気に笑うぷにゃこ。
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