56人が本棚に入れています
本棚に追加
「いいじゃん」
「俺達と遊ぼうよ」
「絶対に楽しいって」
不良三人は、握った少女の手を離そうとはしなかった。
「いやです。離してください」
少女は、必死で握られていた手を振り払ようとしたが。
バチ~ン
振り払った手が握っていった不良の頬に当たった。
「イッて~、調子にのるなよ、このヤロー!!」
不良は、少女に殴りかかった。
「キャァァァァァァァ」
少女は、とっさにめをつぶった。
「(あれ、痛みがこない。どうして?)」
「お前ら、女の子に手挙げるとは、クズだな。いや、クズ以下だ」
「えっ!!」
少女が目を開けると、一人の青年が不良の手を片手で止めていた。そう、龍牙である。
「なんだ、テメーは!?」
もう一方の不良が殴りかかってきたが。
しかし、龍牙は。
掴んでいた。手を離して、殴りかかって来た。不良の顔面に蹴りをくらわした。
「グハッ!!」
蹴られた不良は、壁に激突して、気絶した。
「おい、そこの二人。お前らもこうなりたくなかったら。そいつを連れて失せろ」
龍牙は、気絶していた不良を指刺して、殺気たてながら言った。
不良は、気絶した仲間をひきづりながら逃げて行った。
「ハア~、ああゆう奴らは、どこにでもいるな」
「あの~、助けてくださってありがとうございます」
「いや、いいよ別に。それより怪我はないか?」
「はい」
「よかった」
龍牙は、少し微笑んだ。
「(ふわぁ~、すごいカッコイイです~///)」
少女は、龍牙に一目惚れした。
「顔が赤いが、大丈夫か?」
「だっ大丈夫でしゅ///!!」
少女は、かみながら言った。
「そうか、じゃあな(風邪でも引いてるのか?)」
龍牙は、学園に向かい走り出した。(龍牙は、鈍感なため少女が惚れたことに気づいていない)
「あっ、いちゃった。それにしても、カッコイイよかったな~名前、聞いとけばよかったな。また、会えるといいな~///」
少女は、頬を赤くしながら龍牙が、走っていた方向に歩き出した。
最初のコメントを投稿しよう!