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「なんだろう?」
ある日、家に一通の手紙が届きました。
『この度、明日、我が国の城にて舞踏会を開きます。是非、ご参加ください。』
それは招待状でありました。
姉②「まぁ!なんて光栄なことでしょう。お母さま、せっかくですし参加しましょう?」
継母「そうね。では早速、支度をしましょう。」
こうして明日の準備を始める中、シンデレラは1人、掃除をしていました。
姉①「どうしたの?シンデレラ。舞踏会は明日よ?」
「はい。でも、今日と明日は私が家事当番ですから、お姉さま達だけで参加してください。」
そう、実はシンデレラの家では、家事が当番制なのです。
何故当番制かというと…
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継母「シンデレラ、家事なら私がやりますよ?」
継母たちが引っ越してきて、生活に慣れてきたときでした。
「いいえ、大丈夫です。家事なら慣れていますので。」
姉①「そんなことを言わずに、手伝わせてちょうだい。」
「私…、家事をしてると亡くなった母を身近に感じられるんです。いつもその背中をみていたから…。だから、こうしていられることが幸せなんです。」
幸せそうに、しかし少し寂しそうに話すシンデレラ。
そんなシンデレラに継母たちはー…
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