・゚。+第二章+。゚・

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神崎先輩の話は、 生徒会の奴らはこの学園で理事長とその秘書の次に偉くて、 権力、知力、運動能力、をかねそなえていて、更に美形ということで親衛隊ができているらしい その親衛隊のやることがえげつなくて、少しでも生徒会の奴らと接触したり近付こうとすると退学まで追い詰められるらしい ………くだらねぇ まぁ、でも心配してくれたんだよな 神崎先輩を見上げると心配そうな顔で何か考え込んでいた 俺は携帯を出すとメール画面を開いて文字を打った そして神崎先輩の制服の裾を軽く引っ張って画面を見せた 神崎先輩は最初は不思議そうに画面と俺を交互に見ていたけど文章を読むと笑ってくれた 『どういたしまして♪』 神崎先輩が満面の笑みでそう言った 俺が携帯に打った文字は “心配してくれてありがとうございます。俺は大丈夫ですよ” だった。 『でも心配だから何かあったらすぐに僕に言うんだよ』 「……」コクン 神崎先輩がそう言ったのに頷くと神崎先輩は安心したように笑った 俺はそこで頭を下げておいとまさせてもらった .
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