・゚。+第三章+。゚・

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俺はユキの作った朝食を美味しく頂いて部屋を出た ユキは食器を洗ってから出るそうだ。 まだ早い時間なので周りに誰もいない校舎までの道を歩いていると後ろから声をかけられた 『月陰君?』 「………?」 聞いたことのある声に振り向くとそこには寮長の神崎先輩がいた 「……。」ペコ 『おはよう』ニコッ 挨拶のつもりで軽く頭を下げるとその意味を理解してくれたのか神崎先輩も挨拶を返してくれた 『早いね?職員室へ挨拶?』 「………」コクン 挨拶っていっても喋ってやるつもりはさらさらないからちょっと違うんだけど顔を出すことには変わらないから一応頷いておいた 『そっかそっか。…そうだ!職員室の場所わからないでしょ?送っていくよ!』 「………」 『…嫌かい?』 「………」フルフル 『じゃあ行こっか』ニコッ 送っていくという神崎先輩に少し戸惑ったものの別に嫌なわけではないのでお願いすることにした .
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