・゚。+第一章+。゚・

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俺の名は月陰 彰-ツキカゲ アキラ- 訳あって一人暮らしをしている 俺は15歳で普通だったら今頃元気に学校へ通う男子生徒のはずなんだがこれも訳ありで学校には行っていない …訳ありばかりで全然分からないかもしれないが今は何も言えない…… 俺はとりあえず嫌な汗でベタベタになった体をスッキリさせるためにシャワーを浴びることにした シャワーからあがってタオルで髪を拭きながら部屋へ戻ると普段全くと言っていい程使わない携帯が着信を告げていた 「…………なんだ?」 携帯を開くとそこには不在着信 マイダーリン澪(はぁと) の文字があった 「あいつ………また勝手に…!」 澪、とは俺の育て親で俺の言うことはなんでもやろうとする馬鹿というか…お人良しだ この前『死ね』って言ってみたら『こ、これが彰の愛なんだ…』とかなんだかよく分からない事をぶつぶつ言いながら本当に縄を天井に吊して椅子の上に乗りだしたからアイツは本当に危険な奴だ…… .
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