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目を閉じてその温かさを感じていると牧野の手が止まった
「………?」
目を開けると心配そうにこっちを見る牧野がいた
「ちょっとはマシになったか?」
俺の手をギュッと握ってそう聞いてくる
「…………」コクン
素直に温かかった、と言えればいいのだけれどそれができない俺は小さく頷いた
牧野は嬉しそうに顔を綻ばせて、よかった…と呟いた
なんだか無償に牧野に抱き着きたい気分なんだが…
いいよな。←
『ギュ』
「…!?///」
牧野の背中に腕を回して抱き着いてみた
…普段の俺ならまずこんなことはしないんだが、なんだかこいつが気に入ってしまったようだ
あ、もちろん恋愛対象としてじゃないぞ
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