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「こちらで、戦闘訓練を行って、その時に総帥が貴方のパートナーを決めてくれますよ。」
コウは驚いて目を丸くして。
「総帥自ら!?マジかよ……。
俺の戦闘力なんて、大体良くても中の下くらいなのに…。」
落ち込んでいるコウを見て、受付嬢は苦笑いした。
「だ、大丈夫ですよ!!
あくまでパートナーを決めるだけですから!!」
コウは地図を見ながら歩き出した。足取りは重い。
「はぁ……、こりゃあめんどくさい事になったな……。」
そう、溜め息を吐いて歩いていると……。
後方が何か騒がしい。
コウは、不思議に思って後ろを見た。
すると突然……!
「うぉわ!!?」
何かがミサイルのように飛んで来て、コウにぶつかった。
1.5mほどの物体に押し倒されるコウ。
物体が何か、どかして確認すると……?
「……マグロ!?」
飛んで来たのはマグロの模型。
何故こんな物が?
しかも、良く見れば下にローラーが4つ、スケボーのように付いている。
「誰だ!!マグロの模型なんか飛ばして来た奴!!」
コウがさすがに怒って大声をあげると、マグロの飛んで来た方から人が走って来て……そして。
「必殺!!エクセレントコケティッシュ DE フラストレーション!!」
「ぐはぁっ!!」
何だか良く分からない事を叫びながら、謎の人物が頭から突っ込んで来たのだ。
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