糸念絡繰り

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「ピーンポーン」 雪が降るのではないかと思う程の寒い冬の朝、突然の来客に目を覚ました。 3秒後にまたチャイム。 このチャイムの間隔には心当たりがある。ハァ~ またお節介を焼きにでも来たのだろう。 私はベットから毛布と一緒に身を起こし、ダラダラと玄関に向かった。 「ねぇ、私まだ眠いんだけど………」 「何言ってるんだよ紫音。いいかい、もう10時過ぎだよ」
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