妄想に依存する女

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その仕種をそっと盗み見て、私は作業を進めた。 トレイを出し味噌汁とお新香を用意する。 出来上がったエビフライ定食を彼の元へ…。 微かに震える手が、ハプニングを起こす。 ―熱ッ…! ―も、申し訳ございません!大丈夫ですか?! 私は彼の前に置かれたお茶を倒してしまい、その冷めきっていないお茶が彼の太股の辺りに滴る。 (どうしよう…何やってるの私?!)
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