*~*古塔の姫君*~*

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ある日の事 幸せは突然崩れ始めました 王女様が6歳の時に お妃様が 原因不明の病に倒れ その年の冬に亡くなりました 国中・町中の人々は悲しみ 大切なパズルのピースが 無くなったような虚無感 王女様も悲しさと寂しさで 泣き暮れる毎日 王女様が7歳の誕生日会の パーティの時隣を見ると 当たり前のようにいた 母親であるお妃様の姿はもうない… 悲しいけれど いつまでも泣いていては いけないと精一杯の 元気と笑顔 そんな王女様の繊細な心を 後日 大好きで 誰よりも愛してくれていたはずの王様が 傷つけてしまいます
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