兄離れ

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そう言うと、真央は部屋から出て行った。 俺はブツブツ言いながらも制服に着替えて、下に行く。 俺は松本裕太〈まつもとゆうた〉真央と同じ高校に通う2年生だ。 ちなみに真央は1年生。 居間に行くと、すでにテーブルに朝食が並んでいた。 「いただきます!」 「はい、召し上がれ。」 俺はガツガツと一気に食べると、最後にお茶をすする。 「あぁん!もぉ…せっかく朝早くから起きて作ってるんだから、もっと味わって食べてよねぇ!」 真央はほっぺを膨らまし怒る。
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