Look you…

2/3
前へ
/130ページ
次へ
ねぇ、やだよ 僕だけ見ててよ…… 他の人なんか見ないでよ! 「……神谷さん?」 「………、あ」 「ぼーっとしてどうしたんですか?」 「ううん、なんでもないよ」 ほんとはなんでもなくないよ 「小野さんとの絡みに疲れたんじゃないんですか?」 「なにそれ!!そんなことないですよね、神谷さん!?」 「………え、うん………」 「俺だったら小野さんとの絡み疲れちゃうよ、」 「ちょ、ゆうきゃん!そんなこと言わないでよ」 「嘘に決まってますよ!小野さん面白いから楽しいですし♪」 嫌だ そんなふうに笑いかけないで 小野くんは僕だけのなのに… 「……神谷さん」 「……なに」 「ちょっと来てよ、」 「え、……小野くんっ?」 「ゆうきゃん、ちょっとごめんね!」 「あ、はい?」 小野くんは僕の腕を引き、楽屋を出ると近くのトイレに連れて行かれた 「神谷さん♪」 「……なんだよ、」 彼の顔が見づらくて視線が合いそうになる度、顔を反らしてしまう 「俺とゆうきゃんが仲良くしてるのはやだ?」 「ッ………べつに…」 「ふーん……そっか」 強がった 重たい奴って思われるのが怖くなって、今まで感じた感情を隠した 「じゃあ…今日のDGSのときもゆうきゃん呼ぼうかなぁ」 「………」 「ね、神谷さん?」 「やだ……やだ!!」 そんなのやだっ 公開録音だって嫌なのに 中村くんが来たら、小野くん取られちゃうから…… 「ほら♪」 「……え……?」 「やっぱり嫌なんでしょ、俺とゆうきゃんが仲良くしてるの」 「ちがっ………んッ」 力強く否定しようとした途端、目の前に小野くんの顔が来て深い口づけをされた 「……ッ」 「俺は神谷さんだけの恋人なんだら、安心してね♪」 「……バカっ」 でもあんまり女の子ばっかり見たりしたら怒るからね? 公開録音でニヤニヤしたりしたらまた蹴っちゃうから
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!

438人が本棚に入れています
本棚に追加