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「ね………小野くん」
「なんですか~♪」
「久しぶりに小野くんの家来たのになんでこうなるの……」
久しぶりに小野くんの家に誘われた
なのに小野くんときたらなにをするでもない。ただ後ろから俺に抱き着き座っているだけ
俺が来てもう1時間は経ったが変わらずこの態勢のまま
「あんさ……いい加減離れろ」
「嫌って言ったらどうしますか?」
「無理矢理離れて殴る」
「じゃあ俺は無理矢理離れた神谷さんを抱きしめてあげる♪」
………こいつはダメみたいだ
すべて冗談にして返してくる
「………勝手にしろよもう」
「じゃあ勝手にしますね♪」
「え……ちょっ……バッ!!!!!」
なにを思い立ったのか、小野くんはいきなり立ち上がり俺のTシャツに手をかけた
「クスッ………起ってますよ、神谷さん」
「はぁ!?ど、どこ触ってるんだ………ン…」
「声……出てますよ」
Tシャツの上に置かれていた小野くんの手はいつまにか中に入ってき、俺の胸の突起をつまんでいた
慣れない感覚に俺は自分でも聞いたことのないような声を出していた
「可愛いですよ、神谷さん♪」
「んっ……ンッ……アっ」
気がついたときには小野くんの唇が俺の唇に触れ、舌が自然と絡みあった
「ンッ………ンァ……!!!!!!」
「………ッ………気持ちいいの?」
キスに夢中になっていて小野くんの手が俺の自身を触っていたことに気がつかなかった
他人に触られたことなんかなかったから身体がビクンと跳ねた
「んっ……ぃや………ッ」
「気持ちいい……?浩史」
「な……まぇ……」
不意に名前を呼ばれたせいなのか、自身が勃ってしまった
「浩史の可愛いです♪……もう濡れてますよ」
「ハァッ……言うなよ………」
身体中の力が抜け、小野くんに寄り掛かる形になってしまった
「どうしますか、浩史?」
「な……にがだよ……っ」
「続きしますか?止めますか?」
「っ!?…………………」
「浩史がいやなら俺はしませんよ?でも……この勃ったままのこれは知りませんよ♪」
「………して」
もう欲のまま俺の意識も動いていく
「じゃあベッド行きましょうか」
そう言うと小野くんは俺を抱き抱え、寝室へと向かった
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