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少年
少年は笑った
僕は幸せだと
少年は悲しんだ
どうしてこうなってしまったのかと
少年は泣いた
少女が泣くなら自分も、と
少年は怒った
きっと自分のせいだと
少年は哀れんだ
自分が小さな存在だったということを
少年はワラッタ
最期に少女の笑顔が見れて良かったと
しかし
少年は気付かない
少女の狂気は
出会った時から始まっていたということに
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