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8月2日
午前04:49分
安西は大きく伸びをしながら、目を醒ました。
池田はまだ、スヤスヤと夢の世界に居る。
「はぁ・・・どんだけ気持ち良さそうに寝てんだよ・・・」
安西が呆れながら、呟いた。
そして、腹を思いっきり蹴り飛ばした。
「ぐは!!」
腹にダメージを負った池田は、腹の痛みに苦悶の表情を浮かべながら、目を醒ました。
「やっと起きたか・・・」
ニヤニヤと意地悪い笑みを浮かべながら、腹を抑えてうずくまった状態の池田に言った。
「て、てめぇ・・・モーニングコールはもっと優しくしろよ・・・」
池田がよろよろと立ち上がりながら、吐き捨てる様に呟いた。
「悪いな。親父からモーニングコールは手加減無しでって教わったんだよ」
安西がニヤニヤしたまま言った。
二人は、ホントに楽しそう表情をしていた。
第一の惨劇まで、残り38分。
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