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カツカツカツカツ
ドアの前で行ったり来たりを繰り返す男がいた。
「まだか・・・まだか・・・」
さっきから同じことを言っている。
かれこれ6時間近くやっている。
男の名はバロン・ウィンター。
魔法のあるこの世界で知らない者は居ないと言われるほど有名な魔法使いの貴族だ。
その男が何故このようなことをしているかというと今ドアの向こうで新たな魔法使いが産まれようとしていた。
そう男の子供である。
「嗚呼、早く顔が見たいな~」
その時、
『おぎゃーおぎゃー』
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