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「こっちだよ～」
「後ろか！」
振り向きながら棒を横に振る。
だがまたも空振り。
「またかよ」
「遅い遅い。そんなんじゃあ我を見ることすら出来ないぞ」
声はするけど姿は見えず、か。
「チッ ムカつくぜ」
とりあえず俺は背中から攻撃されないように木に背中を着けて周りを見ていた。
「何処を見ている」
「・・・」
「我はこっちだぞ」
「・・・」
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