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水晶玉は魔力に反応し、光る。それがほんの一握り分だとしても。だが子供にはその魔力が無かった。
「いったい・・・どういう」
バロンはそれ以上言葉が出ない。
バロンは子供を抱いたまま固まっていた。
それからバロンは妻の居る部屋へ行った。
「貴方その子の魔力は?」
「嗚呼、凄いぞ」
「あら、そうなの」
バロンは嘘をついた。その嘘を信じ喜ぶマリア。バロンは心苦しかった。
「名前はどうしましょうか?」
「そうだな・・・レンジはどうだ」
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