20/23
前へ
/24ページ
次へ
長いこと、あちこち捜し回ったあげく… とうとう自分の寝床の上にいる兵士の姿を見つけ出した 「あ゙ーあ゙ーあ゙ーッ!! こんなところに居たのか!!」 王女は獣のような声で喚いた。 「私の寝床から今すぐ這い出ろッッ!!」 だが、古参兵は身じろぎ一つせず、額ごしに王女をちらっ…と見遣っただけだった。 と、その時、驚いたことに王女の顔が既に白くなっているのに気がついた 古参兵は、そのまま…じっと横になっていたが、王女は、ますます猛り狂い喚き続けた。 .
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

121人が本棚に入れています
本棚に追加