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「出ろ、出ないと今すぐに引き裂くぞ!!」 古参兵は、ほんの少し寝返りを打ち、片目でちらりと見遣っただけだった 王女は既に腰まで白くなっていた… 古参兵は、もっと寝心地のいいように姿勢を変え、辛抱強く横になっていた 王女は古参兵を早く自分の寝床から追い出そうと、しきりに引っ張ったり、小突いたりし続けた… だが、古参兵はその場を離れる素ぶりひとつ見せず、ただ顔を上げて、 さらに、いっそう白くなった王女にじっと瞳を凝らした。 .
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