涙のわけ

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当時バイトで生活していた私。 イベントを運営する会社で本部は関東、他に関西支社があった。 登録制の為自分の好きな時間帯にバイトする事が出来ていたし、今働いている会社と違って嫌な人が1人もいなかった。すぐに気の合う友達が出来たし、先輩・後輩とも仲良く働かせてもらっていた。 だから"大学のサークルでお金をもらっている感覚"でバイトをしていたんだ。 私は生活の為、一杯働かせてもらっていた。 悪く言えば会社の都合いいように使われていたんだけど。 そんなある日人事の人から電話が来て 「今度子ども向けのイベントが関西で行われるんだけど、ちょっと手伝いにフラーっと関西行ってきてくれない??仲良い子も行くから」 「別にいいですよ」 と軽く答えた私。 そぅ、これが彼との出会いになるとは知らずに。
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