涙のわけ

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出張へ行くと関西支社に登録してバイトに来ている人が沢山いた。 肩身が狭い中、私は周りにどんどん話かけ自分の居場所を作っていった。 「お前、オモロイなぁ。名前何て言うん??」 この時一番気が合った男の人……この人が後に私の彼氏となる人。 それ以来彼とは毎日連絡を取り合い、こっちに出張で来た時には私の家に泊まっていった。 そんな関係が続く中、私は明らかに変わった事がある。 それは、彼に対する気持ち。 当時彼には彼女がいたけれど私はそれでもいいって思う程、惚れ込んでいた。 そんなある日私達は戸惑う事もなく一線を越え付き合うようになった。 お互いの立場もある為私達の関係は秘密にして。 もちろん彼は彼女と別れてくれた。 それから今日までの2年間毎日彼の事を思って過ごしてきたのに…… 彼は簡単に私を裏切った。
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