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(出直すか)
「あ、半妖君いらっしゃい」
俺が扉に手をかけた時、背後から声をかけられた。
振り替えるとそこにはバスローブ姿の彼女
「シャワーを浴びていたから気づけなかった。着替えてくるから座って待っててくれ」
「はい…」
髪を拭きながら彼女は部屋を出ていった。
椅子に腰かけた俺は事務所内を見渡す。
(至って普通だな。退治屋っていうから色々変なのが設置されているかと思ったけど)
逆に殺風景なくらい、ここには何もない
(綺麗に掃除されてるし、彼女が自分でしているのか?)
「待たせてすまない」
スーツに着替えた彼女が出てきた。
昨日下ろしていた髪は全て綺麗に上げられていた。
その手にはもちろんタバコ
「あ、お茶入れてくるな」
「お構い無く」
「遠慮するな。こう見えても客をもてなすのは好きだ」
再び彼女が部屋を出ていく
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