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「分かってるよぉ、人前では大っぴらに目立つ行動はしたくないし……仕事の依頼さえなければ、私もごく普通の女子高生なんだから」
見た目は普通の女子高生だけどね……
でも、握力とか走る速度は忍者らしく、クラス1番だけど。
忍者の身体能力というものを隈なく見てみたいような気がする。
「とりあえず、あたしは今からクラスの準備作業に行くけど、ちぃはどうする?別にサボってもいいけど、アンタだけ顰蹙買うかもよ?」
貴重品だけを持って席を立つと、ちぃにそう告げる。
「はいはい、分かってます。幾ら私が可愛いからって、みこちんヤキモチ妬いちゃやーよ♪」
「ごめん、本気で殴っていいかな?」
「じょ、冗談に決まってんじゃない♪やだなぁ、みこちんってば♪」
慌てて訂正するちぃは言葉遣いはアレだけど、顔は必死だった。
ちなみに、パンチ力は一般人(であるはず)のあたしの方が上だった。
ゲーセンのパンチマシーンで勝負したことあるしね。
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