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きっと今のあたしの顔は赤いだろうなと思っていると、ふと頬に暖かな感触。
「……類…?えっ…」
何やってんの?
と聞きたいのに、何故か言葉が出てこなかった。
今、あたしの顔は類の手によってガッチリと固定されてるから……
「未琴」
いつもよりも若干低い声で名前を呼ばれる。
普段は『みこ』で慣れてるから、たまに『未琴』と呼ばれるとドキッとさせられるんだよね……
「ちゃんと、僕の目を見て質問に答えて」
えっと……本当に何ですか?
幾ら2人きりだといっても、ここは学校だよ?
てか、類?キャラが変わってない??
しかし、この状況から逃れることは不可能で、あたしに残された選択はたった1つだけだった。
「はい、開始から11時までになります。後は自由時間になると思います……」
何で敬語になってんだ、あたし……
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