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いつものバー。
そこに1人の男。
高梨さんとは顔なじみらしく、挨拶を交わしている。
カウンター。
男が封筒を取り出した。
高梨は受け取り、それをすぐに隠した。
「何なんだ?」
「ああ、あれ?あれが依頼書よ」
「依頼書……」
「何の依頼かしらね」
「……」
潜入捜査課として初めての仕事。
緊張する……。
「ふふっ。スバルン緊張してるの?お姉さんが手取り足取り教えてあげる♪」
「いえ、遠慮します」
俺はリサに言葉を返し、視線を高梨に戻した。
男が立ち去っていく。
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