本業

3/8
前へ
/193ページ
次へ
「……」 男は怪訝そうな顔でこちらを──特にリサを──見ると、店を出ていった。 どうやら、潜入捜査課というのは、快く思われていないらしい。 まぁ、違法だし。 「どうもあの男は苦手なのよね」 「いつもあの人が仕事を持ってくるのか?」 「いつもって訳じゃないわよ。仕事内容によって担当が違うから」 なるほど。 「堂島君、タケル」 高梨に呼ばれた。 俺はカウンターに近づく。 「タケル、3の2」 「あの服を着るの?」 「仕方ないでしょう?堂島君は6の4」
/193ページ

最初のコメントを投稿しよう!

354人が本棚に入れています
本棚に追加