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「6の4?」
俺は首を傾げた。
「リサにやらせれば?」
「リサは確かに外見は女性に見えますが、声が低いので」
「喋らなきゃいいだろ?」
「堂島君は初めてなんですから。あなたが適任ですよ」
「……わかった。今度からは絶対やらないからな」
「わかりました。という事で堂島君、1回で仕事を覚えてくださいね」
「はい」
「詳しくはこれを」
先ほどの封筒を渡される。
「行くぞ」
タケルは奥の部屋へ入って行った。
俺も後へ続く。
「えっと、6の4って?」
「ロッカーの番号。6の中にある衣装の、右から4番目」
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