躍起

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「そういえば、今回の具体的な仕事って……」 「ヤクザが銃器の取引をするって情報が入ったらしい。会場周辺に警察が隠れてるらしいが……」 「らしいって……。曖昧だな……」 「仕方ないだろ?うちは信用されてないんだから、詳しい情報はこっちから調べない限り入って来ない。とりあえず、取引しそうな素振りを見せたら、警察に連絡しろ……と。これが唯一の連絡手段だ」 タケルは無線を俺に見せた。 「ま、何もないに限るがな……」 タケルは鬘を被った。 これで完全にパーティーに来た女性だ。
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