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「なら、この筆跡に見覚えのある奴がきっと友人の知り合いだと思うのだが……」
俺はバーテンダーに紙を差し出した。
「……」
勿論、従業員として潜入しているとは限らない。
でも方法は1つ。
「ほぅ……。これは……」
バーテンダーはそう言い、紙を俺に返却した。
「奥へどうぞ」
安心はできない。
このバーテンダーが今回のターゲットで、俺が警察関連の人間だとバレたという可能性もまだ否定できないのだから。
「リサ」
バーテンダーは手招きをする。
近づいてきたのはニューハーフだった。
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