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「丁重にご案内してください。私のお客様です」
バーテンダーは微笑んだ。
「こっちよ」
俺はニューハーフ──リサに連れられ、奥の部屋へ入る。
ソファとテーブルとロッカー。
どうやらここは従業員たちの控え室のようだ。
「アンタ、いい男よね」
「……どうも」
「私、無口な男の人って大好きよ?」
ニューハーフが迫ってくる。
手が俺の下半身に伸びた。
「……」
「たくましいのね」
ニューハーフが言った。
「お前もな」
俺はニューハーフの手を離した。
こいつ、俺の拳銃を奪おうとしてやがった。
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