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「私、惚れやすいの」
顎を掴まれる。
ゆっくりと顔が近づいていく。
「リサ、やめた方がいい」
ウエイター──タケルが言った。
「あら、居たの?」
リサは俺から離れた。
「今来たんだ」
タケルは俺に近づいてくる。
「少しくらい抵抗したらどうなんだい?」
「……」
「すみません、遅れました」
最後に、バーテンダーの登場。
従業員全員が集まった。
「さてと……」
バーテンダーはポケットに手を突っ込んだ。
拳銃だという可能性もある。
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