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あまりに急な出来事に、ビックリしている私を気にする様子もなく店長は言った。
「口でした事くらいあるんやろ?練習や。うちはピンサロやからな。」
完全に体が固まった。
店長の目は真剣だ。
切れ長の一重が私を見据える。
「わ、私…、聞いてません…。」
「あんた、ここまで来てそれはないわ。まずは一日やってみぃ。」
私に近寄り、ガタガタ震えて力が入らない私に迫る。
怖い…。
店まで着いてきた私が馬鹿だったんだ。
後悔が頭を駆け巡ったけど、もう覚悟を決めるしかなかった。
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