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覚悟を決め、店長の目を見た。
お父さんの事や、お母さん、妹、そして誠の事がブワッと頭に過ぎった。
私が覚悟を決めた事を察し、店長はゆったりとソファーに腰を掛けた。
「お客とは横並びに座るんや。喋りは殆ど無い。
奉仕するのみや。胸を触って来る客もおるけど、それくらいはさしたれ。その方が男がイキ易い。」
一通り説明すると、私の手を引きソファーに座らせ、頭を物凄い力で押さえ付けてきた。
口に、アレが近付いた時は嗚咽と涙が同時に出たが、その後は、
ただ、
ただ早く終わってくれるよう、涙を浮かべて口を限界まで動かし続けた。
苦痛と喉の奥にまで当たる異物に、顔は涎と涙でグチャグチャだった。
終わった後、おしぼりに吐き出す私を見て、店長がベルトを直しながら言った。
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