君がいたあの日々

2/5
前へ
/11ページ
次へ
大切な、 大切な宝箱を閉じるように 俺は 重く、 冷たい瞼を閉じた *君がいたあの日々 「グリムジョー」 「んだよ」 「俺の宝箱をやる」 「…は?いらねぇよ、んなもん」 創られたニセモノの月の下 俺とウルキオラは居た。 「…明日が、また、始まるな」 「もうそんな時間か」 創られた空間には 時間もなにもない 太陽さえも、 俺等を照らす光さえもない 「このまま時が止まれば良いのに」 「…何言ってんだテメー」 「グリムジョー…駆け落ちするか?」 その言葉に思わず吹いた 「何言ってんだ!アホか!!」 「照れてんのか」 「んなわけねぇだろ!…あ~もう寝るぞ!!」 ズカズカと来た道を戻る
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加