時は江戸時代、どこにでもあるようなお話にございます。

2/9
22人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
とある田舎に住んでる侍が、軽い気持ちで浮気心を出し、なんと花魁との間に子が出来てしまった。 名を『真白』(ましろ)と名付けられたこの少年。 雪のように白い肌に柔らかな髪。 産みの母に似たその容貌は、幼くして人の目を引く物があったそうな。 だが、不幸な事に、産みの母は真白が10歳(とう)の時に流行り病でこの世を去り、店で引き取る訳にもいかず、女将が侍に手紙を書き、侍は真白を本妻、息子2人の居る屋敷に引き取る事に致しました。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!