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功成は言った。
「まぁ確かに高いが、俺の両親と礼の両親がそれぞれそれなりに出してくれるし、俺だって今まで貯めてきた金を出してるからな。困るっていう程じゃないよ」
ふむ、なるほど……そんな裏事情があったのか。
というより、今の言葉で気になる点が……。
「功成」
「ん? 何だ?」
「お前、自分も家賃を払ってるって言ったよな?」
「? ああ。食費も含んだ生活費も払ってるぞ」
ふむふむなるほど、きっちりしてるな。
って事は、やっぱり――
「お前、礼ちゃんと同棲してるの?」
「…………え?」
ビクッとした後にフリーズ状態になる功成。
俺は追撃した。
「礼ちゃんと一つ屋根の下で、アハハーウフフーな生活をしてるのか?」
「…………え?」
冷や汗をかき始める功成。
俺は更に追撃した。
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