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ここはドコだろう…?
ふわふわしてて気持ちいい
「…!」
「、…!」
ん?誰だろう?
話し声が聞こえる
「やだやだ!ぜったいボクのがおっきくなるもんね!」
「やだっておまえ…ムリだろぅ」
「ムリじゃないもん!ぜったいボクのほうがゆうくんよりおっきくなるもん!!」
あれは…
小さい頃の俺と祐也だ
なんだ…
俺小さい頃の夢を見てるのか
「ムリ、ムリ!ぜったいムーリっ!」
「な、何でそこまで言うのさ!!」
「だっておまえ牛乳キライだろ?」
「うっ…;!」
「すききらい多いだろう」
「うぅっ…;」
「その点オレは牛乳飲めるし!すききらいもないからな!!ぜったい大きくなるぜ!!」
「ボ、ボクだって…!!」
「おっ…?」
「が、ガンバって牛乳飲めるようになるし、すききらいだってないようになるさ!!」
「へぇ…いつ?」
「……いつかなるさ!!」
「ぷっ…ま、気長に待つとしますか~」
「な、信じてないだろう?!」
「あぁ~シンジテマス、シンジテマス」(棒読み)
「今ぼう読みしたな?!」
ぎゃいぎゃいぎゃいぎゃい
楽しかった過去の思いで
まだ出会って間もない頃の
そうだ
目が覚めたらこの事を祐也に話してやろう
きっとアイツのことだからそんな事もあったなと
昔話に華が咲くだろう
そう考えているうちに俺は光に包まれた
(あぁ、そろそろ夜明けだな)
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