真犯人の正体

5/5
382人が本棚に入れています
本棚に追加
/187ページ
ミラーモンスターを倒され、現在は鎌田一人。 二対一…形勢逆転だ。 〈FINAL ATTACK RIDE…RYU RYU RYU RYUUKI!〉 再びリュウキドラグレッダーになり、鎌田を吹き飛ばす真司。 そして士と共に空へ飛んだ。 「…はぁぁぁ!」 炎のサポートを受けた士は一気に加速。 鎌田に強烈な蹴りをくらわせ爆発させた。 地面に着地する士達。 「…くっ…」 「!お前…!」 後ろから鎌田の声が聞こえ、振り向いた士は目を疑った。 口と腕から流れていた血。 その色が…緑色だったのだ。 人間ではないことを物語っている。 「彼はパラドキサアンデッドだ」 「…鳴滝…」 正体を言ったのは鳴滝。 鎌田の後ろに現れていた。 「次こそは倒す…待っていろ…ディケイド!」 「!待て!」 鎌田を連れ、鳴滝はオーロラに消えた。 ――――――――― 「…だからあの部屋にいたのか」 「あぁ」 あの後蓮に事情を話した真司。 最初は信じていなかったが、タイムベントの名前が出た途端一瞬で信じたようだ。 因みに蓮がATASHIジャーナルに来た理由は 「編集長に呼ばれたから」 だそうだ。 大方ライダーとしての蓮の話を聞くためだろう。 何はともあれ犯人はわかり、編集長も無事ですんだ。 士がいなければ今頃は… そう考えると寒気がする。 …さて、仕事仕事! ―光写真館― 「…そんなことがあったんですか…」 「なんか信じられないなあ」 「うるさい、信じろ」 雄介の言葉も無理ないだろう。 時をこえるなど…自分がライダーとはいえそんなこと一度もなかった。 「はいはい、今日はパスタだよ!」 「美味そー!」 「…ふっ」 料理ごときでそんなに喜びやがって…ガキかよ雄介。 そう思ったが、態度でわかるだろう。 普通なら。 しかし、休息の暇はない。 もう近くに新たなライダー、ブレイドがいるのだから――
/187ページ

最初のコメントを投稿しよう!