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そして、遂に均衡が破れた。
大昔のとある年に、魔王ヴァリアス率いる魔族軍が一斉にエルヴェンス大陸に攻めてきた。
聖族は魔法や武器で対抗したが、押されるばかりだ。
また、日本の邪馬台国のようにエルヴェンスはいまだに小国分立していた為、あまり統一出来ず、戦いは次第に泥沼化していった。
そして、魔族が完全征服しようかとしたそのとき、突然ある3兄弟が現れ、魔族軍を次々と倒し、遂に大陸から追い出した。
そして、その3兄弟はエルヴェンスで集めた義勇軍を率いてヴェダール大陸に乗り込み、魔王ヴァリアスがいる魔城へ攻めていった。
1人、また1人と倒れていきながらも、遂に魔王のいる玉座の間にたどり着いた。
3兄弟は致命傷を負いながらも必死に戦った。
そして、決着の時が来たのである。
(次ページより3兄弟の視点に変わります)
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