体育祭4~最強!生徒会!~

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さてと、入場しますか。 にしてもなんで俺一人なんだ?なんか裏あんのか? 『あ、ありますよ。裏。』 やめて。 私の心を土足で踏み荒らさないで。 あと、アンタやっぱりエスパーだろ。 『はい。そうですけど?』 認めちゃったよ!しかもナチュラルに!! なんか、だから何?みたいな空気バリバリだけど、だったら普通にすごいからね? ……アレ?だったら他にもすごい奴いなくね? ナチュラルに心読める奴とかいなくね? 実は俺の周りって超人ばっかじゃね? 『本当だ。すごいですね。』 うるせーよ!お前に言われたくねーんだよ! てめぇも超人じゃねーか!名前ないけども! なんで脇役のくせにこんなキャラ濃いんだよ! そして俺は主人公なのになんでこんなキャラ薄いんだよ!!! 『なんか今からでも特殊能力でもつけとけばいいんじゃないですか?それで魔王と戦うとか。』 超展開過ぎるだろ!! なんでノリ重視のギャグ寄りラブコメからそんなシリアスっぽいファンタジー作品に変化するんだよ!!! その繋げ方が全く想像できねーよ!! 『能力名は“時ノ破壊者(タイムブローカー)”でいきましょう。』 無駄に格好いい!!? 『ちなみに魔王の能力は“安売リ早買イ(バーゲンダッシュ)”です。』 魔王って主婦なの!!? 何その現実的な能力!? 『ちなみに最強キャラ私ですから。』 それが狙いかよ! 大丈夫!アンタ十分キャラ立ってるから! 今だかつて主人公とこんな壮絶な言い争いした脇役いないから! 『……そろそろふざけるの辞めて、グラウンド行ってくれません?マジウザイ。』 アンタが言い出したんだろ!? なんで急に上から冷目線になってんの!? なんで俺見下されてんの!? 凄まじい勢いで理不尽なんですけど!!? まあ怖いから行くけどねっ!!!
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