体育祭4~最強!生徒会!~

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……さて、冗談は置いといて…… 「あ、冗談だったんですか……ちっ…」 なんで舌打ち!? 死ねってか?俺に死ねってか? 「俺は生きるっ!!!」 「さっさと撫でるです。」 いや、だからさ。 スルーは辞めよう、スルーは。 ホラ、なんか目から汗が……     † 「………なんで泣いてんです?」 「気にしないで……」 なんか知らないけど急に犬神が泣き出したです。 ついに頭がおかしくなったんですかね? …あ……おかしいのは……犬神だけじゃないですね…… 私もなんかこの間から変です。 アイツが頭なんかなでやがったからです。 私は、心が読めますから皆それを知ったら逃げるんですよね。 自分の親さえも…… 結局、心を許せるのは葵だけでした。 でも、葵はあんな性格だから、甘えさせるばっかりで甘えた事なんて一度もなかった。 なのに…… 『ありがとな。』 アイツはそう言って私の頭を撫でた。 その時……認めくないですけど……嬉しかった。 初めて甘えられた……気がしたから… それと同時に初めて経験する感情が沸き上がった。 なんだろう?これは? 思考がうまく働かず、心臓が音をたてて高鳴る。 それからずっと脳裏にアイツの顔が焼き付いて離れない。 もう一度…… もう一度撫でられたら分かるかも知れない。 この感情が何なのか。 そのために……… アイツに……犬神春に頼んだ。 この胸の高鳴る理由を知るために……
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