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†
「……………」
「……………」
き、気まずい……
さっきまでの騒がしさが嘘のようだ。
あのあと、俺が持てる全てのネタというネタを千華にぶつけ、粉砕されてしまい、やることがなくなったので千華の要望に応える事にしたのだが……
(清々しいほどやりづらい……)
だって、魔王を召喚して心まで読める人だよ?そんな人の頭撫でるなんて俺、何様?魔王より上って何様?
もはや、鬼ケ島の鬼の軍勢に
一撃で潰されそうなちっこい動物
三匹だけを部下にして挑んでいって、
全員潰してやんよ的な事を抜かしちゃってる桃が親の子供なみのチャレンジ精神だよ。これは。
「えーと……じゃあ……いかせて頂きます。」
なにをいくの?何言っちゃってんの俺?
「ど、どうぞいっちゃって下さいです///」
いや、だからなにを?
何言っちゃってんのお前?
自問自答しながらも右手を上げ、千華の頭へと運ぶ。
やべ、コレ緊張するわ。
超緊張するわ。
いっその事地震とか起きてこの空気壊してくんねーかな、むしろ学校滅んでくんねーかな、保健室限定で消滅してくんねーかなァァァ!!!
すいません己を見失いました。
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