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「春~!!会いたかったぶへぇ!!!」
「キモい。寄るな……はぁ……」
俺は、迫りくる小太郎を十六文キックで排除し、ため息をつく。
俺は呼び出しに従い、今グラウンドで待機している。
ちなみに千華は、
「私は、もう大丈夫なんで行ってきて下さいです。」
との事だ。
しかし俺がグラウンドに来ると、何故かこのバカと……
「……………」
「…………」
………無言で睨み合うサヤと、龍崎がいた。
…………なんか………怖いっす…すっごく。
「……小太郎。あの二人何でああなってんだ?」
「知りたいか?知りたいのか?そんなに気になりますか~?」
ウゼェェェ!!!!!
何コイツ?超ウゼェんだけど。
…でも、まあ理由は知りたいしな……
「……ああ、知りたい。だから教えてくんねーか?」
「あー、犬神春君。人に頼み事がある時はどういう態度で頼むんだったかな~?」
ウッッッゼェェェェェ!!!!!!
何なんだよコイツ。
殺すよ?そろそろ俺キレるよ?
お前ブチ殺すよ?
ねぇ、いいよね?
もうコイツ殺っちゃっていいよね?
とか思う俺だったが、なんとか怒りを抑えこみ、一言を呟くように言う。
「お、お願いします……」
くっ…
屈辱だ……
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