体育祭4~最強!生徒会!~

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スタート位置には何人もの人がスタンバイしている。 俺が着くと丁度アナウンスがなった。 『あ~…んじゃ…始めまーす……ハァ』 テンション低っ!! 『位置について~…よ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~』 「って、長ぇよ!!!」 『~い、どん!!』 俺がつっこむと同時にスタートになり、俺は遅れてしまう。 つーかわざとだろ放送委員コノヤロウ。 ろくな奴いねぇよ。 仕方なくスタートし、少し進むと紙が机に並んでおいてある所があり、そこで何人かの生徒が絶叫していた。 「だれかこの中に北斗●拳の伝承者はいませんかァァァ!!?」 「電話が切れてるのに受話器にむかって「ちょっ…!!もしもし!?もしもーし!!?」って言った事ある人はー!?」 「織田信長さんいませんかァァァ!!?」 ………うわーお。 予想を遥かに越える内容だな。 ていうか不可能だろ。 そう思いつつ、紙に手を伸ばす俺。 「頼む…!!」 マシなもんきてくれ…!! そうして俺が引いた紙の内容は………… “自分にとって大切な二人の人間(その二人は只今喧嘩中で、一人は超美人のお嬢様であり変な兄がいて、もう一人はポニーテールでかなりエロい女の子である事が絶対条件。)” 「異様になげぇ!!!?そして具体的っ!!!?」 なんだコレ!!?細かっ!! しかもこれどっちも女の子じゃねーか! だいたいこの条件、絶対書いた奴の好みだろ!! 「こんなの都合よくいる訳……」 …いる訳…………。 ……いる……訳……。 …………………………。 ……………………いた。 ………………思っくそいたわ。
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