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いや……でもな……
「……頼みづれぇ…」
というかこの条件狙ってやってんのか?
凄すぎるだろ。何?エスパー?
とか思ったりしたが、このままここに居てもどうしようもないので、いまだ睨み合いを続けている二人の覇王の元へ。
「……えーっと…サヤ、龍崎。ちょっと来て欲しいんだけど…?」
「「分かった!!!」」
反応早ッ!!!
かなりのスピードだったぞ今!
ていうか一気に表情変わったし。
無表情→超笑顔
みたいな。
「龍崎?私が行くからお前は来なくてもいいぞ?ハルは私を呼んだんだからな。」
「何を言ってるんだ?サヤ少女。ハル少年は私をえらんだのだよ。そんな事もわからないのか?」
「いやいや、私にきまってるのだ。」
「いや私だ。」
「フフフフフフ♪……戯れ事も大概にしておけよ?」
「フフフフフフ♪……それはこちらの台詞だよ。」
「フフフ…」
「フフフ………」
「「フフフフフフフフフフフフフフフフフフ♪♪」」
怖ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!
普通の会話の筈なのに超怖ぇぇぇぇ!!!!
多分今グリズリーを素手で
相手にするのと、この二人をライフル持参で
相手にするの、どっちがいいかという問いが出たら
俺は迷う事無く、グリズリーと死闘を繰り広げるだろう。
なんだコレ?なんだこの威圧感。
ハンパないんですけどぉぉぉぉぉぉ!!!!!
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