体育祭4~最強!生徒会!~

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魔王を二人従え、担当の先生の元へ。 「おっ!犬神。借り物は見つかったのか?」 この人は……なんて名前の先生だっけ? もうΩ先生でいーや。 なんでΩかはノーコメントで。 「えーと……この二人なんですけど……」 Ω先生に借り物内容の書かれた紙を渡すと、紙、睨み合う魔王二人、俺、の順に見て、同情するような、呆れるような複雑な表情をした。 「……先生。」 「………何も言うな……お前も大変だな…ほらお前らが一着だ。」 Ω……あんたいいやつだな。 もう出番ないけど。 とりあえず一着の旗を貰い。二人を連れて帰る事にした。 「二人共もういいよ。」 「うむ?そうか。ところで……」 「借り物の内容はなんだったんだ?春少年」 「「詳しく教えて貰おうか。」」 息ピッタリですね。分かります。 「えーと………自分にとって大切な人…かな?」 うん間違ってはいない筈だ。 「た、大切!?それは私の事か!?私の事なんだな!」 「た、大切……私が……春少年の……大切……」 二人は予想外の食いつきを見せ、たじろぐ俺。
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